車の事故で多いのはやはり前方からなのですが、今の乗用車は
殆どがモノコックボディとという構造になっていて、
特に車の前方は事故の際に衝撃を吸収しやすく、曲がってクッションの役割を果たしますので、
前端部分は修復をしている場合が多いです。
 
ここは以前の記事(⇒内部リンク)で見分けかたを書きましたが
外からみて違和感がある場合、車の下回りを良く見てみたり
ボンネットを開けてエンジンルーム内をチェックすることで修復歴がある
車かどうかがわかります。
 

車の前部の修復でその車はやめたほうが良いケース

 
エンジンルーム内の部品で軽い事故でもわりとララジエーターのコアサポート辺りは
簡単に曲がってしまうので、ここの修復や交換位でしたらあまり気に
しなくても良い場合があります。
 
 
ラジエーターのコアサポートに関しては、交換歴があると
修復歴ありの車となってしまいますが、車の走行、構造などに
影響を与えない場合もあります。
 
 
問題なのはそれより後ろの部分まで修復が入っていて
足回り等を交換した場合
 
 
きっちりと治ってアライメント等も完全に
修正されていれば問題ありませんが、いい加減な修理をした車の場合
完全にまっすぐ走らなかったり、高速時の安定性に影響が出たりします。
 
ここは下回りを覗き込んでみて足回りの部品の雰囲気を左右で見比べてください。
 
片側だけやけに新しい場合などは、交換している可能性があります。
 
タイヤを左右見比べたりして、たとえば、方べりがひどい場合などは、足回りの
アライメントが狂っているかもしれません。試乗して、まっすぐ走るかどうか
見てみたほうが良いかもしれません。
 
 
 
とくにエンジンルームと客室を隔てる壁の部分
ダッシュパネル)を交換したり修復している車は、
かなり大きな事故をしている可能性大です。
 
 
前半部分すべてに手が入っている可能性がありますので(というかダッシュパネルまで
いっていると、ボンネット部分はすべてやり直している場合が多い)できたら
他の車にした方がよいと私は思います。
 
 
車のエンジンルーム内は溶接やシーラーの雰囲気などで
大きな事故をしたりしていないか?等がわかりますので、エンジンルーム
内は事故車を見分けるのに重要なポイントとなります。
 

まずはボンネット裏側、ライト回りをみてみましょう

 

ボンネットは裏側のシーラー部分を見ます。シーラーが均等でなかったり
部分的に他と違う場合、修復してある可能性があります。
 
またトランクなどと同様にボンネットのヒンジ部分のボルトをみてください。
このボルトの角にダッチアップの跡があったり、傷があったら、ボンネットを
交換したり脱着している可能性があります。
 
 
また、これはあまりない事ですが、樹脂でできたヘッドライトのステーの部分
が修復してあったり、接着した跡があったり、クラックなどが入っていたりした場合
そのライト側を充てている可能性があります。
 
もっとも、大きな事故を起こしている場合、ライト自体も交換していると思います
ので、ライトの修復で済ませている場合は、それほど大きな事故では
無い可能性があります。
 

ラジエーターコアサポート部分

 
ここは必ず確認してください。車の前方を当てた場合、かなりの確率で
ここが曲がったり損傷する部分だからです。
 
 
コアサポートは接合部分のスポット溶接の状態を良く見てください。
 
他のパネル。フロントサイドメンバーとか、サイドパネルとの接合部分を良く
見ると分かったりします。
 
 
また、ここを交換すると修復歴ありになるため、機械で引っ張って
元に戻したり良くする場所なので、内側にめり込んだラジエーターコアサポート
をつかんで引き戻したような跡がないかチェックしてください。
 

フロントフェンダーの交換跡がある場合、他も良く見て

 

フロントフェンダー自体は車の外販なので、構造的にはそれほど
重要ではありませんし、良くぶつけて曲がる部分なので軽微な損傷でも
交換されていたりする部分です。
 
フロントフェンダーの交換跡は、ボンネット等と同じく、フェンダーを留めている
ボルトの角を良く見てください。
 
 
 
エンジンルーム先端の左右の端にあるボルト数個で留まっている場合が多いです
ここに工具を充てた跡があったり、ボルトの角の部分に不自然な
タッチアップペイントがされていたりした場合、
何らかの原因でフロントフェンダーを交換した可能性があります。
 
 

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フェンダーの交換歴がありそうな車の場合、そのエンジンルーム側の
インサイドパネルやそこにつながっている、フロントサイドメンバー
という部分も良く見てください。
 
エンジンルーム内の部品がたくさんあって少々見づらいですが、出来たらペンライト
等を持っていくと、良く見えて役に立ちますよ!
 
インサイドパネル周辺にはバッテリーや冷却水のサブタンク等があったりして
わかりにくいのですが、コアサポートとの接合部の状態を確認してください。
 
ここの溶接部分やシーラーに不自然な点、乱れなどが無いかチェックしてください。
 
ここでもやはり、車は左右対称なので、怪しいと感じたら、
反対側の同じ部分を確認して比べてみると良いでしょう。
 

特にフロントサイドメンバー修復や交換がありそうな車は×

 

フロントサイドメンバーとはシャーシ部分の下側、車の前後方向にある
基本骨格部部で、ちょうどラジエーターコアサポートの下の部分とつながっていて
エンジンを囲うようにできている大変重要なフレーム部分。
 
おおざっぱにいうと車のフロントの足回り等は
このフレームに対して
取り付けられているので、ここが曲がっていたりすると、
車のハンドリングに大きな影響が出ます。
 
 
つまり、まっすぐ走らなかったり、左右のタイヤに片減りが出たりする
原因となります。
 
 
この部分に修復が入っている車は足回りまで
曲がってしまった場合が多く
しっかり直っているのかどうか、注意が必要です。
 
 
フェンダー交換をしてある車の場合、よぉーく見ていって、このサイドメンバーまで
修復や交換(ここは交換するのが大変な場所なので引っ張って修正している場合が多い)が
されていたらそこそこ大きな事故をしている可能性が高い車です。
 
ここはインサイドパネルに交換跡や修復跡が見られる車の場合、
サイドメンバーとの接合部は良くチェックしてください。
 
かなり見づらい場所なので、気になる場合、車をリフトなどで上げて下から見たり
した方が本当は良いと思います。
 

ダッシュパネルに交換歴がある車はやめたほうがいいでしょう

 

最後にエンジンルームの一番客室側の室内とエンジンを隔てている
パネル、ダッシュパネル(バルクヘッド)に交換跡があるような車は
 
前半分全部事故っていたりとか、
保険でいう全損扱いになるような事故を
している可能性があるので、よっぽど特別な理由が無い限り
私は選ばない方が良いと思います(^_^;)
 
 
ここの部分も他のパネル同様、不自然なシーリングがされていないか?
とか、パネルの塗装などが他と違わないか?等を見ていくわけですが、
ここまで行く前に
 
順番に、前の部分⇒ラジエータ部分⇒サイド⇒サイドメンバーときて、ダッシュパネル
という感じで一通り流してみてみて下さい。
 

修復歴車でも、軽微なものならあえて狙ってみるのもアリ!

 
このように、修復歴になる車でも軽微なものから大事故まで色々な
ケースがあって、
 
修復歴ありでも車の骨格や、ハンドリングなどに影響の
無い部分だけで済んでいる車は、値段も相場よりお得で、安く手に入れられたり
するので、お店の人に良く聞いて、あまりひどい修復車でなければチョイス
してみても良いと思います。
 
 
フロントフェンダーだけの交換や、ルーフの凹みを直すためにルーフを交換
した場合、ラジエーターのコアサポート部分までも修復であれば、私でしたら
そんなに気にしません。
 
まぁ、出来れば試乗してハンドリングは確かめたほうが良いと思います。
 
 
 
…ということで
次回の修復歴車の見分け方では試乗編を書いてみたいと思います。
 
 
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