梅雨も明けて…夏!
今年も暑い夏がやって参りましたね。
みなさん、今年の夏はどんなご予定がありますか?
夏といえばう~み~
海ですよ海!
夏の夕暮れ
海岸線を潮風を感じながらゆったり流したい。
そんなシーンに似合いそうな車。
独断でベスト5
イッテみたいと思います。
第5位ミニ・モーク
第5位はこの車。ミニモークです。
ミニモーク。知らない人も多いかと思いますが、この車。
とても有名なある車のバリエーションの一つとして開発された車なんです。
何だと思いますか??
…
実は、ミニ!
あのイギリスのコンパクトカー代表のかわいらしいミニ
です。
ぜんぜん、姿形は似てませんが、ミニモークは
ミニのバリエーションの一つとして1960年代から
つくられていた車なんです。
もともとミニモークは、軍事用の車両として開発されたのですが
実際に軍で採用されずに、レジャーカーとして、市販されることになった
という経緯があります。
見た目はなんかジープっぽくて、当然4WDだろ?
って思ってしまいますが、コンポーネント、足回りなどは基本的に
ミニそのものなので、メカニズムもFF横置きエンジンという。
まさにミニそのものでした。
また、ミニの特徴として、エンジンの下にミッションギアボックスが
入った二階建て構造のために、コンパクトなエンジンルームなのですが、
その分最低地上高が低くて、下をすり易いというウィークポイントがあります。
この特徴はエンジンが全く同じモークにも基本的に引き継がれてしまっていますので
悪路の走破性ははっきり言って、
ミニと変わらず。なんです。(^_^;)
しかし、ミニ同様、キャラが良かったのか、デザインの勝利なのか?
けっこうヨーロッパ等の海でビーチカーとしてレンタルされたり、
オーストラリアなどでもOEM生産されたり、リゾートで使われたりして
長年愛されてきたので、海とミニモークの絵は結構お似合いだと思います。
BEACHとMOKE。似合いますでしょ?
しっかし、なんて開放的な車なんでしょうね。
今の時代、衝突安全性などを絶対クリアできないでしょうけど。
シャーシの上にテントを建てて
走っているようなものですからね。
ドアとかも基本的に無いですから、一応、鉄パイプで囲って
ありますけど、ドアも屋根も全部幌(^_^;)
そのわりに、走りはミニそのもので、意外とクイックかつスポーティー
なんで(ミニはゴーカートのような乗り味です)結構速いんですよ。
そして、この解放感ですので、オープンにして走ったら
ヘタなオープンスポーツカーよりよっぽど速さを感じます。
時速60キロも出したら結構怖いですよ。
これね、昔私が外車屋にいたころ、お客さんで持っている人がいて、
地元の134号線を運転させてもらった事があるんですよ。
初夏の夕方の江の島近辺をね。
そこそこのスピードで走っていると気持ちよくてね。
楽しいんですけど、60キロ以上になると風が巻き込むし、結構凄いことになります。
隣の人とまともに会話できなくなってきますよ。
4人しっかり乗れる広さはあるんですが、まぁ~後ろのシートの人は
オープン状態ではきついでしょうね…かといってサイドスクリーンを
たてたら中が狭くて、湿気でビニールハウス状態になりそうです。
あ、そうそう。
昔、高速道路でモークで走っている人を見かけたのですが
90キロくらいで走っていましたが、
かなり必死の形相で運転しておられました(笑)
そりゃそうでしょうね。
車の馬力的にはまだまだいけると思いますが、その前に人がギブアップですよ。
むっちゃ風に晒されますからね。
でも、運転してみたら、この解放感は他の車では味わえないので
病み付きになりますよ。普通のオープンカーなんて比較にならないくらいの
解放感ですから、楽しくて笑えますよ。
個人的にはいまでもめっちゃ欲しいですね。
基本構造は昔のミニと一緒ですから、ミニの専門店等で
普通にメンテナンスできますし、構造は割とシンプルなので、それほど
維持費もかからないで済むと思います。
それより、この車の場合、外の駐車場では厳しいと思いますので
しっかりしたガレージが必要になりますよね。
どっちかといえば、そこが問題かな…
しかし、これだけビーチが似合う車ってあんまり他にないと
思いませんが…うーん絵になるなぁ…
動画:ミニモーク結構速いんですよ。フルオープンだと
ドアもないのでシートベルトしないでは絶対に乗れません。
第4位1959シボレー・インパラ・コンバーチブル
1950年代のアメ車のデザインって。他の時代の他の国にはないくらい
自由で贅沢なデザインだと思いませんか?
特に1950年代後半のデザイントレンドとしてテールランプ周りに
ジェット機やロケットのような「テールフィン」という羽が付いたデザインが
流行りました。
このテールフィンはヨーロッパの様々な車や、我が国の自動車デザインにも
多大な影響を与えたのですが、本家のアメリカでは1959年までに、競うように
拡大、そして複雑化したデザインになって1960年代に入ると
急速に衰えていったのですが、特に1959年のアメリカ車のテールフィンは
デザイン的にみても最も面白いものや、美しいものが多く、複雑なデザインが
なされているんですね。
このあたりの年式のアメ車は、毎年のようにモデルチェンジをしていたので、
イヤーモデルがマイナーチェンジレベルではなくて、内外装のデザインは、毎年
変わっていったのです。
まぁ~当時のアメリカってありえないくらい経済が繁栄していたことの証ですね。
今は日本のモデルチェンジも7、8年位じゃないですか?
毎年モデルチェンジできる環境って、
どんだけ儲かっていたんだろう?って感じですが
1950年代半ば~から1960年代前半位までは
アメリカ車は毎年のようにモデルチェンジしていたのです。
で、1959年式のインパラなんですが、
この年代のシボレーの中で最上級の仕様がインパラで、外装のクロームの
多さや内装の装備、装飾などが一番ゴージャスに作られていました。
とにかく、でかいボディな上、フロントのデザイン処理も美しく
かつ自然にリアに伸びていくコウモリの羽のようなテールフィンのデザイン処理。
そのラインと自然に下がっていった先にあるネコの目のようなテールのデザイン。
見事だと思いませんか?多彩なデザインがみられる1950年代後半のアメリカ車の
中でも私は最も美しいデザインだと思っています。
いや~かっこよすぎ!!60年近く前の車ですよ!
そして、フロントのガラスエリアの広い事、広い事、横まで完全に回りこんで
いてそして、ピラーは逆に反っています。ガラスを当時これだけふんだんに
使ってしかも横をがっつり回り込ませてますからね。
これは相当な加工技術であったと思いますし、それを大量生産の
大衆車にも使用していたというのが凄いんです。
おそらく技術力、資金力ともにないとこのデザインは成し得なかったはずです。
そしてスポーティーな5連のメーターデザインがされていて、
このあたりはシボレーはスポーツイメージが強かったので、コルベット
あたりからデザインを拝借してきたようなデイストになっています。
このスポーティーなメーターデザインは1959年式と1960年式の
2年だけなんですよ。
残念ですが、今見るとこのメーターだけでかっこよくないですか?
まるでアンティークの時計の様なデザイン。
シートのデザインも、これ見てください!
そのまんまアメリカンダイナーとかにある椅子、そのもののデザインでは
ないですか?ボディーカラーによって何種類か色のパターンはあったようですが
今の車では絶対にできないデザイン。
いやぁ~もうこの椅子だけでもいいかも?
この50’sのアメ車ってパームツリーとか、カリフォルニアのイメージがあって
なんとなく海が似合う車だな?と思うのです。
当時、戦勝国で、何もかも豊かだったアメリカの時代背景を表しているようで
1950年代のアメリカ車はおおらかで、のびのびした、ある意味能天気な雰囲気なんですよね。
あとで1960年代から1970年代にかけてベトナム戦争でドツボにはまり
経済的にも停滞していった時代がやってくるのですが、このころ音楽もロックからサイケディック
になっていったり、ファッションも時代背景も反戦運動とかヒッピーとか、どんどん複雑に
なってくるわけですが、1950年代はまだまだ先行きが明るい雰囲気に満ちていたのでしょうね。
だから1950年代のアメリカ車は特に海が似合う感じがするのかな?
と私は思っているのです。
1959年のインパラはクーペもかっこいいんですが、どうせなら、油圧で
ルーフが格納できる、このコンバーチブルが良いな。と
アメリカの青春映画みたいに、4人乗りとかで海辺を走ってみたかったなぁ…
と思いますね。
私の4人乗りオープンカーはプジョーの306カブリオレでした(^_^;)
いや、まだ諦めないぞ!!
と思っていたのですが、
最近はこのあたりのアメリカ車、値段がすっごく高騰してしまっているんですよ…(泣)
はぁぁ~…
もう、2度と出てこない車ですし、今後減ることはあっても増えることはないわけで
ますますその価値は高まっていますよね。
これ見て!めちゃくちゃかっこいいです!▼